森鴎外による「元号考」という
大化から大正までの元号をひたすら並べている資料があって
それがこの度の改元を機に『元号通覧』として発行された
中を見ると、決まった元号に加え、他の候補とそれらの出典を示したものだった
改元、森鴎外、五月一日初版発行
このあたりがなんとも憎い商売だと思う
改元だから気になってしまう人
森鴎外だから手に取ってしまう人
五月一日初版発行だから買ってしまう人
万葉集がフィーチャーされ
各出版社が関連書籍の増刷に勤しむ頃、講談社は学術文庫から元号の歴史に思いを馳せさせようとは
的確に商機を捉え、ニーズを生み出していく…平社員がなせる業じゃない
そう思いながら私はその本をそっと閉じ、やさしく棚に戻した